今日はちょっと残念な話題です。
帰国時、仁川空港に行くときにぼったくりタクシーに会いました。
案内人、最近はちょっと韓国を甘くみていました。
でも、ほんと、最近の韓国ではぼったくりタクシーなどめずらしく、
ソウル市内で少し長距離を利用したいときに事前交渉しても、
「 メーター、メーター、 」と、あくまでも正規の金額に基づく
公正な運転手さんばかりだったんですけどね…
では、本題のぼったくりタクシーに入る前に、少しだけ予備説明を。
題して、[ 韓国語の数の数え方 ]
韓国語の数の数え方は日本語と同じで2種類あります。
例にあげると、
( 1 ) を日本語では( いち ) と ( ひとつ )と、
韓国語では( イル ) と ( ハナ ) のように数えます。
ところが、韓国語の場合、この区別がものすごく厳格で、
時間は ( ハナ ) 分は ( いち )とし、
1時 30分を、 ハン(ハナ)時 サンシッ(30)分 と読みます。
そして、お金の場合は、いち、に、さん… と数えます。
( これが今日のポイント )
では、前置きが長くなりましたが、本題のぼったくりタクシーに
入ります。
この日、案内人は帰国するために仁川空港に向かっていました。
搭乗時刻は午後 1時30分。 そして、その時の時刻は午前9時
ぐらいだったかな。十分すぎるぐらいの時間はあったのですが、
この日の案内人の個人事情として、家族のものから、
「韓国のりを買って来い! しかも箱買いで、 」と要求されていたので、
仁川空港に向かう途中に韓国のりを探してさまよっていました。
ところが、時間帯が悪く、だいたい午前10時をすぎないと韓国の
市場やスーパーは開店しないし、かといって、金浦空港や、仁川空港
に行ってしまうと買い物ができない。
うーん、あっ、そうだ、松亭駅( 金浦空港のひとつ手前 )に行こう!
あそこなら確か市場もあったし、パイロットや空港従事者のベッドタウン化
しているからリムジンバスもたくさん出ているはず…
はい、ここまで案内人の読みはばっちりでした。
松亭駅に着いたころには午前10時を過ぎ、駅の近くにあった地元民御用達の
スーパーマーケーットで、無事、韓国のりを箱買いすることができました。
(かさばるけど、軽い。もちろん、規格内荷物として、預けて持ち帰れます)
さて、ここからが問題。 案内人、バス停あたりをうろうろしながら、
(この時点で、空港鉄道を利用する気、まったくなし。金浦空港で乗換えが
イヤだから。 でも空港鉄道だと、料金は確か、5000Wぐらい )
仁川空港行きのバスを待っていると、どこからかおじさんが出てきて、
「どこに行く? ここからは仁川空港には行かない… 」などと言います。
( あれ、うさんくさいな… ここはバス停だって。 みんな待ってるし… )
と、思いながら、適当に生返事をしていると、さらにおじさんは話しかけてきます。
案内人、この時点でおじさんの相手をするのがかなりめんどくさいなと思いながらも、
バスもなかなか来ないので、かさばる韓国のりをかかえてぼーっと立っておりました。
すると、さら話しかけてくるおじさん、じつはタクシーの運転手でした。
(あー、なるほど! ) と、納得した案内人ですが、ここで心にスキができてしまった。
さらにしつこくセールスをかけてくるおじさんに、思わず聞いてしまった。
「いくらで行ってくれる? 」
すると、おじさん、即答で「 ハンマノン! 」
( ハンマノン? )…( ひとつ 万ウォン? )
普通、韓国語ではお金はいち、に、…と数えます。それに、いち(1)に
関しては省略するので、この場合は「 マノン 」 ( 1万ウォン )と
言うのが正しいです。 さらに、確か、金浦空港から仁川空港までだと、
2万ウォン+高速代金(7400W)ぐらいだったはず… うーん、えらく
安いなと思いながらも、案内人、最初に言った「 ハンマノン 」が
どうしても気になるので、人差し指を一本立てて、「 ハンマノン? 」
と、おじさんに確認しました。すると、おじさん、「はい、ハンマノン 」
と答え、それでも案内人はさらにしつこく数回、「ハンマノン、 ハンマノン?」
と人差し指を立てて確認すると、おじさんはしっかりと肯定しました。
( やすい! ) と思った案内人、さっそくタクシーに乗り込みます。
でも、たぶんアトから高速料金を要求してくるんだろうな…
と、思いながら…
(あまりにも長文になってしまったので、次回ということで… すみません)
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