続きです。
「でも、金さん、さっきさんざん食べたし… 」
（案内人、 ちょっとドン引きです。。。 ）
すると、金さん、
「おいおい、だれが焼肉するっていったんだよ。
オレはうまいマッコリを飲んでほしいだけさ、
大丈夫。ちゃんとうまいもん用意してあるよ、 」
「他の料理？ なに、それ？ 」
「これだよ！ 」
「なに、これ？ カムジャタン？（ジャガイモ鍋） 」
「違う、よく見ろ！ カルビチムだ！ 」
「えー、これがうわさのカルビチム！！”！ 」
［カルビチム］
牛の骨付きカルビ肉をじっくりと煮込んだ料理がカルビチム。
「チム」というのは少量のスープや汁で蒸し煮にする料理を
総称する言葉。骨付きカルビを、しょうゆ、砂糖をベースとした
調味ダレでコトコトと蒸し煮にして作るのがこのカルビチム。
時間をかけて蒸し煮しているので、肉がとってもやわらかく、
箸でも簡単に骨と肉をはずすことができるくらいなのだ！
韓国料理の中ではかなりご馳走の部類に入る料理で、
宮中料理の一品として王も食していたというもの。
またお祝い事の席にもよく登場し、結婚式などの慶事でも
供されたりも。
と、ありますが、ようするに、「カルビチム」。
これは韓国の家庭料理で、手間がかかるので
あまり扱っているレストランがなく、つまり、
旅行者にとっては少々ハードルの高い料理なのです。
さらにくわしく……
「でも、金さん。ここってビュッへでしょ？
こんなのメニューに書いてないじゃん、 」
「へへっ、だから言ったろ！ あんたにうまいマッコリを
飲ませたくて家内に頼んだのさ！ 裏メニューさ、、 」
「えっ、裏メニュー？ それに奥さんって？？？ 」
「おー、紹介するぜ！ おーい、こっちきてメシ食おうぜ！ 」
はい、ついに登場しました。金さんと奥さんです。
（またまたプライバシー保護のためぼかしてありますが、
このご夫婦はなかなかの美男美女でした。。。。 ）
（ この時、ＰＭ４：００ さて、この先、どうなることやら…… ）
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