PM4:00 頃ですが、
考えたら、案内人は先ほどの金さんの食堂で食事を
たくさんいただきましたが、金さん夫妻はこれから
ちょっと早い夕食。お腹、空いていますよね~。。
それに、そんな貴重な場に招待していただける
だけでも感謝です。
ってことで案内人は覚悟? を決めて金さん夫妻との
食事にいどみました。
「それで、金さん、夫婦で別々にお店してるなんて、すごいね、」
「違うって、さっき言っただろう。あれはオヤジの店w、 」
( ……どうも、案内人、聞き取れてなかったようで )
「で、オレの店はまた別の場所さ、ほら、 」
そう言って、金さんは自分の名刺をくれました。
すると、実はそこに書いてあることはよくわからなかった
のですが、その後の話の内容によると、金さんは中央市場内で
寝具関係の販売をしており、たまに仕入れのために中国にも
行くそうです。
「へぇー、中国。いいね! それで、中国語は? 」
「そんなのあたりまえだよ。あっちに行って、言葉が話せないと
商売にならねえ。それと、ほら、これも、 」
そう言って、金さん、案内人に一枚の写真を見せてくれました。
「俺等の息子だよ。今、中国に留学してる」
「でも、金さん、この子っていくつ? なんか、まだ子供なんだけど…」
「中学2年」
「え――――、中学生! なんで中国に!!! 」
「知らねえよ、 本人が行きたいって言い出したから、行かした」
「なに、それ。じゃあ、オンニ(姉さん・ここでは奥さんのこと)、
心配じゃないの?」
「別にいいんじゃない。私たちが無理やり行かせたのだったら
ちょっとかわいそうだけど、本人の希望があってのことだし… 」
このあたりから、なんか案内人は、
〈おれって、実はすごくユニークな人たちに会ったのかな… 〉
などと考え始めなした。すると、今度は奥さんが、
「ほら、この人、」と、店のスタッフのおばさんを紹介して
くれました。そして、その人が場を離れたあと、
「あの人も中国人だよ」
「へぇー、じゃ、給料も安いの?」(これが、今日の一番の失言)
でも、奥さんいわく、
「ううん。韓国人と同じ待遇よ。でも、普通の韓国人の2倍
働いてくれる。私の右腕よ!」
と、すごく素敵な話を聞かせてくれました。
と、こんな調子で食事(実は宴会?)は続きます。
この時点でPM5:00過ぎ。
この頃から案内人、ここでもう1泊しようかな……って
気になってきました。
今からソウルに行っても、到着したら寝るだけだし……
[PR]After glow Short story
[PR]あじさい文庫だより
[PR]シリーズ・サルサソ ウル発 あじさい文庫 公式紹介サイト
[PR]サルサソウル発・無 料ダウンロード
コメントする