コインロッカーが無くなりました。

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すこし、前の話です。
今年のお正月。 1月 4日 午前 9時 30分 
場所は韓国・釜山駅。


前日から預けていた荷物を取りに行くと、コインロッカーが
無くなくなっていました。
荷物が無くなったのではなく、鍵を失くしたのでもなく、
コインロッカー自体が無くなっていました。
それでは、詳しいいきさつを…



1月 3日 午前 11時ごろ。
KTXで
大邱(テグ)から到着後、駅構内にあるコインロッカーに
荷物を預けるため、数箇所あるコインロッカーから
あえて指紋認証のものを選ばず
(銀行ATMでよくエラーが出るから)
わざわざキー式のロッカーを選んで荷物を預けました。
コインロッカーを100%信用して、パスポートも中に置いてきました。

j06bzcg3.jpg

このタイプのロッカー。
いちおうコンピューター制御で、大昔の100wを10枚入れる
タイプのものではありません。
案内人が預けるまえに、数人の利用客がロッカーを使用するため、
そこに並んでいました(これはすごく重要)
つまり、他にも使用者がいました。



さて、次の日(1月4日)午前 9時半ぐらい
案内人が荷物を取りに行くと、
確か、ここにコインロッカーがあったはずなんだけど…


DSCF6807.jpgDSCF6806.jpg

 

 

おかしいな…
エスカレーター上がったところで、横に公衆電話があって、
確か、この場所のはずなんだけど…
おまけに、なんか張り紙がしてあります。

DSCF6805.jpg

 

辞書があって、時間をかけたら読めないことはないけど、
そんなことよりさっさと駅のインフォメーションセンターに
行くべきだと思った案内人。
さっそくそちらのほうへ。

そして、すぐに見つかりました。
おまけに、ちゃんと日本語デスクまであります。

以下 日本語です。
「すみませーん、コインロッカーが見当たらないんですけど…」
「えー、昨日、撤去していましたよ。そこに預けましたか?」
「はあ、撤去? でも、他の人も使っていましたよ。それに、昨日ですよ、」
「そんなこと言われても、ここは観光案内ですから」
「でも、荷物にパスポートも入っていて、私、今日の4時の飛行機で…」
「でも、ロッカーは鉄道会社の管轄ですから、あちらの窓口に行ってください」

と、こんな感じでまったく非協力的な対応でした。
(最近の韓国では珍しい ・ いちおう付け加えておきます)


しかたがないので、鉄道会社の案内窓口へ。
ところが、ここには日本語を話せるスタッフがひとりもいません。
英語で話しかけてきます。
しかし残念なことに、彼女の英語力より、案内人の韓国語のほうが
マシな気がしたので
案内人、コインロッカーの鍵を手に、なんとか
説明しようとしました。

以下・韓国語
[昨日、ロッカーに荷物を預けましたが、ロッカーがなくなりました。
これはカギです ]
[オモ、それは大変! ちょっと電話してみます ]

そうしてスタッフのおねえさん、電話でなにやら話をしています。
ところが、すぐに切ると、次の電話をかけ、またすぐ切ると、
次の電話へ…

〈 おいおい、ロッカー撤去しておいて業務連絡の申し送り、なにもないの…〉

この時点で、案内人のネガティブな想像がどんどんふくらみます。
〈 今日だったら、ロッカー、まだどこかに保管してるよな… 〉
〈 最終的には、荷物入ったまま、プレスでつぶすのかな… 〉
〈 もしかして、領事館で旅券の初再発行? めんどくさいな… 〉

そうこうしていると、スタッフのおねえさん、何本目かの電話で
有益な情報にヒットしたのか、なにやらメモを取り出しました。
ここで案内人、話しかけます。

[あの、私の荷物、ありますか? ]
[あります。あります。 ちょっと待ってください ]

再び、案内人のネガティブな想像がふくらみます。
〈 電話連絡を受けた倉庫係が、廃棄ロッカーの山から荷物探すのかな…〉


すると、やっと電話が終わったようで、スタッフのお姉さんが案内人の
手を引いて(ホントですよ)、他の新型ロッカーのほうへ連れて行きました。

DSCF6802.jpg

 

れです。指紋認証のものです。


おねえさん、ここでさっきメモした数字群を入力していきます。
どうやらパスワードのようです。


ところが、ここで、おねえさんがパニクってます。 扉が開かないから。
しかし案内人は予想していました。
延泊の追加料金、2000wが必要なことを。


[はい、これ ]
そうして追加料金を入金したところ、扉がひらいて、
無事、案内人の荷物が……


DSCF6801.jpg

 

ここに荷物が入っていましたが、さすがに開口の瞬間に写真撮る
余裕はなかったです。

ここから、案内人の推測。
1月 3日の夕方頃に撤去予定のコインロッカーを、
おそらく当日の午前中ぎりぎりまで使用可(稼動)にして、
あとは、撤去時に残った荷物は他のロッカーに移動させて
おけば、問題ないというのが、ロッカー設置会社のやり方でしょう。

しかし、案内人の言い分としては、撤去予定のコインロッカー、
せめて撤去日は使用不可にして欲しいものですね。

こんないきさつから、今回、ちょっと焦りました。
韓国、近いといってもやはり海外。
気をつけるべきですね。

話のおまけ。
鉄道会社のおねえさん、最後にロッカー会社のスタッフに
聞いていました。
[このカギ(案内人が保管していたもの)、どうしましょう? ]

ここで、案内人は電話口の対応がなんとなく聞こえてしまいました。
[捨てといてください… ] 

なんて適当な…  恐るべし ロッカー管理会社

 

 

DSCF6808.jpgDSCF6809.jpg

 

 

無事、荷物を取り戻して、釜山駅を出たところに、
これから設置予定の新品ロッカーが並べてありました。
案内人、蹴飛ばしてやりたくなりました(もちろん、やりませんが)

 

 

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このページは、salsaseoulが2016年2月28日 00:27に書いたブログ記事です。

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