今回の訪韓とちょうど流通開始時期が重なったので、さっそく
仁川空港内の銀行で両替をしてもらいました。
ところで、案内人は日本円ではなく、手持ちの一万ウォン札10枚を提示して、
ウォン対ウォンの同通貨による両替を頼みましたが、行員のお嬢さんが
イヤな顔ひとつせず笑顔で快く応じてくれたのでうれしかったです。
50000W札の表裏
これだけでは話題性に乏しいので、日本円と外貨に関しての消費のしやすさ
について案内人の感想を少し書きます。
まず、日本円を基準にして、それより桁数が大きいか小さいかを判断材料に
します。 例を挙げると、
日本円より桁数が小さい ⇒ ドル、ユーロ、ポンド、台湾ドル…
日本円より桁数が大きい ⇒ 韓国ウォン、ベトナムドン…
一般的に、途上国でインフレが起こって自国の通貨価値が下落すると、政府は
デノミ等で通貨単位を下げる政策をとります。
ですが日本の場合は、先進国の中でも特異な貨幣価値を有していて、未だに1円単位の
商品単価が存在する傍ら(たとえば、スーパーマーケットのレジ袋)、ご存知のとおり、
公共事業の入札では何兆円単位の単価で計画を進めることがあります。
( 途上国の国家予算を上回ることも多々あります )
このように、先進国の中では( たぶん? )いちばん広い価格帯が必要な日本円は
通貨単位を切り上げることができず、よって、現時点ではたぶん日本円より桁数が
小さい国の通貨のほうが多いと思います。(たぶん… )
ところで、日本人が外国に行ってお金(訪問国の通貨)を消費するとき、どうしても
錯覚をおこしがちで、桁数が小さい国に行くと消費単価が安くなった気がして
より余分な浪費にむすびつくことが多く、また、桁数が大きい国ではその逆で、
どうしても物の単価が高くなったような気がして消費を控えます。
でも、両替時のお金のやりとりでは印象は逆なんですけどね。
ほら、ドルに両替した時って、なんか、すごく損をした気分になりませんか?
と、長々とつまんない話をしましたが、さて、今回の50000W札・高額紙幣、
確かに高額消費には使いやすいかもしれませんが、逆に心理的に消費を
控える可能性もあります。
つまり、韓国政府にとって外貨獲得の吉となるか凶となるか… 微妙です。
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